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唐草センジュの死ぬ気でボスラッシュ

いわゆるコラムだモラトリアムだ椎名林檎だ解散だ。不定期更新。

UNISON SQUARE GARDENってバンドがやばいという話

5月20日。待ちに待った5月20日だ。

今日は私が傾倒するバンド、UNISON SQUARE GARDENの10thシングル『シュガーソングとビターステップ』の発売日である。

まあ、縁の糸のいたずらなのか、昨日の時点で聴く事が出来てたんだけど。

感想を一言に纏めると「めちゃくちゃ良い曲だった」に尽きる。

こんな稚拙極まりない言葉だけでは語り尽くせない魅力というか、『引っ掛かり』が山ほどあったんだけど、それを今から語ろう。

というか、このバンドに関して私が思う事をまるまる一記事使って語りまくってやろう。

今回については特例的に伝える努力をしない。私が好きなようにしっちゃかめっちゃか書いてやる。

それでも読みたいっていう物好きの読者がいたら、この記事にうんざりするか、このバンドに興味を持つかするまで付き合ってもらおう。

長いぞ、そして雑だ。

 

 

というわけで、寝ても覚めてもUNISON SQUARE GARDENの話である。

まずこのバンド、今年の7月に武道館ライブが決まってる。

やばくない? だって武道館だよ?

武道館ってめちゃくちゃ広くない? 通常席のチケットは完売したから、バックスタンド席を解放したりなんかしてるぜ? やばくない?

要するに新進気鋭って感じの売れっ子バンドなのだ。

5thシングル『オリオンをなぞる』はアニメ『TIGER&BUNNY』のオープニング・テーマを飾り、この曲のリリースから徐々にスポットライトを浴び始めた。

次々とアニメのタイアップを書き上げていき、じわじわと人気を獲得してきた。

そんでもって武道館である。

ロックバンドにとっての聖地。『ユニゾン』のほぼ全ての曲の作詞作曲を務めるメンバー・田淵智也に「やはり、まだ早い」とまで言わしめる程の大きな存在。

そんな場所でライブを行えるくらいのバンドにまで成長したこの人らは、魅力ある楽曲を作るのだ。もう最高。

 

ていうか、この人らはロックバンドなのだけど、やってる事自体はロックの形態を取ったポップスだと思ってて、なんつうか、ひたすら聴いてて気持ちいいんだよな。

 カッコいいとかイカしてるとか、ロックに対してよくある感想の前の段階で、このバンドの音楽は「気持ちいい」なんだ。

アニメのオープニングを飾れる曲を作れるったら、そりゃポップなのも当たり前だ。

子供心というか、すごく荒削りな感情が「この曲いい!!」って動き回るような、そういう音楽。作詞作曲の田淵智也が無類のアニメオタクなのも絶対関係あるけど。

あと、ぶっちゃけ歌詞は意味不明だし聴き取りづらい。それでも聴いてて心地いいように言葉を並べてる。

そこが、聴いてて気持ち良いのが好きって言うのがまず根底としてある。メロディの話だ。

私のオススメは5thシングル『オリオンをなぞる』と8thシングル『桜のあと(all quartet lead to the?)』。メジャーな曲なんだけど、ヘタに気取らず素直にチョイス。

 

さっき書いた意味不明で聴き取りづらい歌詞っていうのも、しかしどこかで心に『引っ掛かる』ような魅力がある。

心をナイフで裂くかの様に鋭く尖ったフレーズが、1曲の中に必ず入ってる。

例えばさっき言った『オリオンをなぞる』だと、

「繋がれたい 離されたい つまり半信半疑あっちこっち」

このフレーズが持つ言葉の力って凄い。

なんだ、半信半疑あっちこっちって。なかなか生み出せる言葉じゃない。

あと『桜のあと』からだと、

「愛が世界救うだなんて僕は信じてないけどね」

このフレーズの何が凄いって、心のどこかに引っ掛かるのもさながら、反語が素晴らしいギミックとして働いている所だ。続くフレーズも最高なので、ぜひ。

 

難解だけど心のどこかに引っ掛かるような歌詞達にも、一貫して一つのテーマがある。

それは「お前の事なんか知らん伝える気も無い、意味とかは勝手に探せ」って事。

基本的にこの人達の歌詞は主張じゃなくって提示なんだよ。

メッセージ性の代わりに自己完結性を引っ提げて「僕ら」に向けて音楽を鳴らし続けているんだけど、「僕」に向けて届けているわけじゃない。

「俺らは自由で好き勝手に音楽やってるだけだ、てめえの事なんか知るか」みたいな、ある種の放任主義。

田淵智也はこのスタンスを貫く事で、氏が昨今の音楽シーンに対して感じている『平等性原理主義による個性の消滅』にカウンターを決められると考えていて、個人的にこの人にとって出る杭を打つ日本の教育環境は絶対息苦しいものだったろうな、と思ってる。個性の平淡化が嫌いっていう主義にめちゃくちゃ共感している私がそうだったから、多分間違いない。間違ってたら田淵ごめん。

そう、そうなんだよ。あのバンドは私が言いたくても言葉にならなかった感情っていうのを最高のアプローチで世に放ってるんだよ。

簡単な話、自分と似たような考えが好みのメロディに乗ってるんだから好きにもなるだろ、そりゃ。

 

でもって、話は変わって10thシングル『シュガーソングとビターステップ』。

この曲はアニメ『血界戦線』のエンディング・テーマで、そこで1番を披露した事になる。

私はこの曲の歌詞に一貫して存在しているテーマを「生きてく理由」だと思っている。実際そういうフレーズ入ってるし。

発売前、フルで曲を聴く前は1番に「一喜も一憂もあるけど、今を楽しく生きるって大事だぜ」っていう意味を感じてたんだけど、2番以降の歌詞はそれにプラスして「そこで見つけた最高とか幸せとか、生きてく理由はそれだけで万事十分だ」みたいな事を言っている様に感じたんだよ。

それがいかに破壊力を持っている事か。初めて通して聴いていた時、ちょうど友人とスカイプで通話をしてたんだけど、マイクをミュートにしてぼろぼろ泣いてたからな。

「最高だってシュガーソング 幸せってビターステップ 死ねない理由をそこに見つけ出せ」

二番のサビにあるフレーズ。この曲に関しても色々語ろうかと思ってたけど、何かもうこのフレーズだけで十分な気がしてきた。ので、ここで語り終え。

 

ともあれ、やばい。今回のシングルはとにかくやばい。

この曲が武道館ライブの目前、10周年も間近、しかも10枚目のCDという全ての要素が私の感情を揺さぶってきたのもあるけれど、そうでなくともこの曲はやばい。ひたすらやばい。もう、ひたすら、やばかった。

最後に、このバンドは『シュガーソングとビターステップ』に限らず、Youtubeで色んな楽曲のショートバージョンのPVやライブ映像とかも公開している。タダで見られるので、興味が湧いたら、ぜひ。タダっていいよね。