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唐草センジュの死ぬ気でボスラッシュ

いわゆるコラムだモラトリアムだ椎名林檎だ解散だ。不定期更新。

ソシャゲから馬車を走らせシンデレラ

アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」が放送を開始した。

予想通り面白い。というか、PVを見た当初から「これはイケるな」と思っていたんだけど、想像以上に面白い。

演出がとにかく丁寧で、何かもう泣きそうになる。すごく雰囲気の優しいアニメだ。

 

この「シンデレラガールズ」、原作はソーシャルゲームだ。

アイドルマスター」という大きな母体があるとは言え、一介のソーシャルゲームがここまで大々的にアニメ化するというのは珍しいと思う。

ソーシャルゲームという分野が注目され始めてから早数年。

その黎明期から存在するのがこの「シンデレラガールズ」でもある。

そもそも母体である「アイドルマスター」自体がアーケードゲームから劇場アニメにまで発展を遂げている今、「シンデレラガールズ」の躍進もある意味約束されていたものなのかもしれない。

だけど、ここまで数を増やしたソーシャルゲームの中で、埋もれる事無くここまでコンテンツを続かせられているというのは、やっぱり相当凄いことなんじゃかろうか。

 

そもそもソーシャルゲームゼロ年代後期~10年代初頭にかけて頭角を現してきたジャンルだ。

スマートフォンが普及し始め、その中で手軽に遊べるゲームとして、スマートフォンと同時に流行り始めたように記憶している。

2012年5月には消費者庁ソーシャルゲームの運営会社に注意を喚起するといった「コンプガチャ問題」もあった。

私がソーシャルゲームを遊んだのは、スマホも普及して久しい時だったんだけど、その時初めて遊んだのが「シンデレラガールズ」だった。

ぶっちゃけゲーム性自体は、いわゆるカードゲームだからどこもかしこも似たり寄ったりなんだけど、私が「シンデレラガールズ」において感心したのはコンテンツを大事にしている所だ。

どれもこれも濃いキャラばかり(ここが結構好み)で、コンスタントに人気キャラ達に新しいイラストとカードを与えて……。

ここまではどこのソーシャルゲームでも同じなんだけど、「シンデレラガールズ」はその上に人気投票をやって、キャラクターボイスを付けて、CDを出して、ラジオをやって……と大盤振る舞い。

ここで重要だと思うのは、私が感じた事なんだけど、このゲームはユーザーにアコギにというだけではなく真摯にも向き合ってきたと言う事だ。

そもそもソーシャルゲームってアコギな商売だし、コンテンツ食い潰し前提のジャンルみたいなものだから、当時はどのゲームも「ずさんな搾取」の仕方しかしてないようなイメージなんだけど、「シンデレラガールズ」は「丁寧な搾取」をしていた様に思う。

人気投票やキャラクターボイスという形でユーザーに真摯な姿勢を見せる事により、その姿勢によってキャラに惚れ込んだユーザーがゲームに課金する。

この「丁寧な搾取」というのは、「シンデレラガールズ」がここまで大きくなった要因の一つだと思う。だからこの場合の搾取は、むしろ褒め言葉だ。

「ずさんな搾取」のイメージが間違ってたら、この記事は白紙なんだけど。

 

この前の記事で最近のスマホゲームについて書いた時に調べて思ったのが、最近のスマホゲームは随分丁寧に作り込まれているな、と言う事だった。

見た感じ、幾分かゲーム要素も追加されたりバリエーションも豊かになってたり。

今回の記事で昔のスマホゲーム、その一つが躍進を遂げた理由について思う事を書いてみて分かったのが、今はどこのスマホゲームも趣向を凝らして、昔より随分丁寧に搾取するようになっているなという事。

今はまだ見た感じでしか語れないから書きはしないんだけど(パズドラとかはガラケーからは遊べないからね)、いずれ遊ぶ事が出来たらスマホゲーム今昔比較みたいな記事も書いてみたい。

ともあれ、ソーシャルゲームから馬車を走らせ続け、アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」。今期イチオシのアニメだ。皆さん見ましょう。